「圧倒的な成果」を全員で!

結果が出ないと受験勉強はつらく苦しいものになる。逆に結果が出れば受験勉強は楽しいし、面白い。受験勉強はスポーツや文化部の活動に似ている。日々コツコツと効果的な練習/訓練を繰り返せばちゃんと結果が出る。勉強する意味?そんなこと考える必要ない。部活だったら野球をやる意味、サッカーをやる意味を考えてないでしょ。結果が出たら楽しい。それでいいじゃん。正しい努力をすればちゃんと結果になって返ってくるという経験をしてほしい。だから「勉強」って考えない方がいい。入試、北辰テスト、定期テストという「試合」に向けて、日々「練習/訓練」をするんだ。受験サークルは高校受験という競技をする部活みたいなものだと捉えてほしい。

そしてもう1つ、部活と共通する部分がある。それは「みんなで協力して高め合っていく」ってこと。どうしても受験勉強となると個人競技のように思えるけど、チーム競技だと捉えた方がいい。年間にするとかなり長い時間を同じ空間で過ごす仲間の存在は大きい。仲間がいるからこそできる受験勉強がある。だから受験サークルでは、時期によってはチームを作ってともに課題に取り組むことや、北辰テストの結果で勝負することもある。それによって生徒達同士の自発的な教え合いが発動し、能動的な学びが起動します。それこそが受験サークルの求める学習姿勢です。そして、一部の子に成果を上げてもらえばいいという一般的な業界の風潮にアンチテーゼを掲げる。ここにいる全員で結果を出す。そこにとことん拘ります。

受験で勝つにはもちろん「知識の詰め込み」がないと戦えない。でもそれだけでは不十分で、併せて「他者に伝えると力」と「自分で考える力」が必要だ。「知識力」「伝達力」「思考力(試行力)」を伸ばすことに重きをおく。高校受験を通して培った力はきっとちかい将来に役立つものになるし、3年後の大学受験では予備校の力を借りなくてもよくなるはず。 高校受験なんて楽しくていい!受験サークルの3年生たちはホントに毎日楽しそうに勉強をしています。途中離脱者もいない。でも、結果をちゃんと出しています。

受験サークルは埼玉県内の公立高校受験に特化したコミュニティです。在籍生は公立中学校に通う中学3年生のみ。その理由は大きく3つ。

1、埼玉の高校受験は特殊ゆえに1・2年次にサボっていても逆転ができるから。

2、相対的に公立高校受験はライバルが弱いから。

3、中学3年生の1年は人生の中でも特に大きく成長する時期だから

1に関して。埼玉の高校受験はかなり特殊です。特に以下の2点において。

①学校選択問題の導入によって、上位公立高校合格に必要な得点が低い。

②北辰テストの結果だけで、私立高校の合格が約束される。(つまり受ける私立高校の入試対策が必要ない)

2に関して。全国の同一学年のうちの最上位層は私立中学に進学し、公立中学に通うなかでも最上位層は都内の有名私立。国立の付属(附属)高校を志望するため、学年全体から見ると県内公立高校の受験層は相対的にレベルが低い。つまりライバルが弱い。だから中学3年生の1年間で、大きな成果を上げられる可能性が高い。

3に関して。中学3年生は1年で見違えるほど大人になります。受験サークルに在籍する子たちの多くが、小学生もしくは中学1年生次から母体であるKECに通っていた子なので、本当にその成長ぶりが見て取れます。まず夏で変わり、そして2学期が終わって冬休みを迎えると、また一段階大人の顔つきに。そこから入試まで1日1日進化を遂げる。それが中学3年生です。その変貌っぷりをみたくて受験サークルを運営しているところが大きいような気がします。

教材選びが、一番大切だと考えています。埼玉の高校受験(北辰テスト&県立入試)で成果を上げるための教材でなくてはいけない。そのために必要な教材選びにほぼすべてがかかっていると考え、選定には毎年吟味を重ねています。一番重要なのはなんといっても過去問。これに尽きます。受験サークルでは北辰テストの過去問は直近7年分(それ以前のものは近年の出題傾向とは異なる)、入試過去問は追試験を含め10年分を配布します。さらに北辰過去問にいたっては、各教科大問別にまとめたものを別途配布します。 私自身、教材に関して、いまでも忘れられないエピソードがあります。中学2年生次から中学卒業まで2年ほど自宅で数学の指導を行う個人塾に通っていました。私は友人と2人でそこへ通い、毎週2時間数学の指導を受けていたのですが、その先生の怖いことと言ったら。褒められた経験はほとんどありません。定期テストで90点台をとっても、100点でないことを反省しろと言われます。和室で正座して数学の問題をひたすら解き続けました。少しでも問題を解く手が止まると、その理由を問い詰められます。とにかく解いて解いての2時間でした。進学先の高校も決まり、最後の授業となったその日に先生が言いました。「ここまで数学が上達したのは私のせいじゃないのよ」と。ここで私たち2人は初めて先生に褒められる予感がしました。「ここまであなたたちが頑張ったからよ」と。そんな淡い希望はあっさり崩れ、実際のその次の句は「テキストのおかげなの。」でした。先生曰く、適したテキストを使わなければいくら勉強をしても時間の無駄だとのこと。だからここまで数学が上達したのはその先生のテキスト選定の賜物だと、そう言われました。あれから時は17年ほど経ちますが、いまでは本当にその通りだと思います。どのテキスト(教材)をどのタイミングでやるかが、受験生としてのパフォーマンスを発揮するのにどれだけ重要なことであるかが、いまではわかるからです。